石川県九谷陶磁器 商工業協同組合連合会

鮮烈なる五彩の輝き
美の系譜は生まれた

NEWSお知らせ

2024.10.08
九谷茶碗まつり
九谷陶芸村まつり(秋の茶碗まつり)
2024.07.30
お知らせ
第47回伝統九谷焼工芸展
2022.12.14
お知らせ
第46回伝統九谷焼工芸展

ABOUT私たちについて

美しい伝統を守りながら、時代に合わせた新しい発展を目指していきます
石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会は、九谷焼産地6組合の連合組織として1961年に設立。
九谷焼産地の中心である能美市に事務所を構え、組合間の情報共有、情報発信、産業振興策の企画や運営などを実施しています。また、作家関係4団体の活動を側面から支援しております。伝統を守るだけでなく、時代に合わせて九谷焼を更に発展させていくべく努めております。
私達九谷業界は6単協の集合体で連合会を形成しております。九谷焼発祥の地の加賀九谷の組合、花坂陶石を守り素地を造る窯元組合、作家の方々で形成する小松九谷の組合、上絵の作家と職人で伝統的技法を守る上絵組合、全国に九谷を発進する商業組合、金沢の造り手と商人が集まる金沢九谷の組合。この石川県の半分を超えるエリアに根ざしているのが九谷焼です。広い地域の為、色々な技法が生まれ、そして今も生まれ続けている事が九谷焼と業界の強みです。この強みを若い世代の造り手から大先輩である造り手そして問屋、商人が一丸となって九谷焼業界発展に頑張っていきたいと思います。皆様の更なるご支援、ご指導のほど宜しくお願いいたします。

近影

鏑木 基由Motoyoshi Kaburaki

石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会
理事長

SERVICE事業内容

  • 需要開拓

    見本市、展示会等の開催
    協力支援斡旋事業の拡充

  • 教育事業

    各種講演会、講習会の開催、情報提供
    地元児童生徒への伝統工芸に対する教育
    伝産法に基づく伝統工芸品の普及、促進

  • 商標登録意匠登録

    商標登録に関する全ての業務、告知
    意匠登録に関する業務
    陶磁器安全マーク事業
    伝産法に基づく指定と表示事業

  • 顕彰資格者認定

    国・県等 関係機関の行う表彰に関し、
    被表彰者の推薦
    伝統工芸士の認定

  • 各種関係機関

    石川県他行政機関との連携協力
    陶磁器業界全国組織との連携協力
    一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会との連携協力

    九谷焼技術保存会業務
    石川県陶芸協会業務
    九谷焼伝統工芸士会業務
    公益財団法人 九谷焼振興協会業務

KUTANIYAKI九谷焼について

山深き、大聖寺川上流の旧九谷村。訪れる人も疎らな奥山に「古九谷窯址」の碑が静かに佇んでいます。1655年(明歴元年)頃、大聖寺藩はこの地の陶石をもとに開窯。創出された磁器は、後に「古九谷」と呼ばれ、日本色絵磁器の礎となりました。青(緑)、黄、赤、紺青ー。濃厚な色彩が自由闊達に躍る上絵は、九谷焼の”美の源流”です。しかし、わずか半世紀で謎に包まれ廃業。その約100年後、加賀藩の奨励により、九谷焼は再び覚醒します。春日山窯、若杉窯が開窯、「再興九谷」の気運に乗じた吉田屋窯らが次々に色絵磁器を生産するなど、さまざまな感性が競い合い融合し、今日に受け継がれる百花繚乱の上絵技術が誕生しました。「古九谷」に端を成す芸術性と「再興九谷」で備わった用の美を具有する九谷焼は、時空を超えて、今もさらなる飛翔を続けます。

At the upper reaches of the Daisyoji River,deep in the mountains,there was once a village called Kutani.A stone mounment bearing the inscription "Ko-Kutani kiln ruins" stands quietly in a clearing. It marks the spot where the Daishoji Clan established a kiln in about 1655,to make use of the local porcelain stone. The porcelain ware that was created there was created there was later called"Ko-Kutani,"and became the foundation for Japanese colored porcelain ware. Rich overglaze colors applied with fluid brushworkーgreen,yellow,red,purple and blueーgive Kutani porcelain its characteristic beauty. However,only half a century later the kiln was abandoned for reasons that nobody knows. About 100 years later,Kutani porcelain was revived under the patronage of the Kaga clan. The kasugayama and Wakasugi kilns were established,and kilns such as the Yoshidaya kiln rode on the momentum of "revived Kutani",all producing overglaze porcelain ware.Various styles competed and combined to develop into the overglaze techniques that have been handed down to this day. Kutani porcelain,which combines the artistry of Ko-kutani ware and the utilitarian beauty that developed from "revived Kutani",continues to evolve.

HISTORY九谷焼の歴史

1655年(明暦 元年)
大聖寺藩初代藩主前田利治公の命により九谷村で開窯
1656年(明歴 2年)
古九谷窯で色絵磁器が焼かれる
1807年(文化 4年)
青木木米の指導のもと、金沢卯辰山に「春日山窯」を開窯
1811年(文化 8年)
本多貞吉、花坂村(現小松市)に陶石を発見し「若杉窯」を始める
1819年(文政 2年)
藪六右衛門「小野窯」を始める
1824年(文政 7年)
吉田屋伝右衛門、旧九谷村に「吉田屋窯」を築窯し、
1年余りで窯を山代の越中谷に移す
1831年(天保 2年)
吉田屋窯支配人宮本屋宇右衛門が吉田屋窯を引き継ぎ、
飯田屋八郎右衛門を招き「宮本窯」を開く
1841年(天保 12年)
九谷庄三、旧寺井村(現能美市)に「寺井窯」を開窯
1848年(嘉永 元年)
大聖寺藩、藩営で「松山窯」を開く
1860年(万延 元年)
大聖寺藩、宮本窯を買い入れ「九谷本窯」とする
1865年(慶應 元年)
大聖寺藩、九谷本窯に京都より永楽和全を招く
1873年(明治 6年)
ウィーン万博に出品
1876年(明治 9年)
フィラデルフィア万博に出品
1878年(明治 11年)
パリ万博に出品
1908年(明治 41年)
九谷茶碗まつり始まる
1975年(昭和 50年)
九谷焼が通商産業省(現経済産業省)より伝統的工芸品に認定される
1997年(平成 9年)
「国際色絵磁器フェア’97九谷」を開催
2004年(平成 16年)
九谷焼無鉛上絵具の完成
2004年(平成 16年)
第1回景徳鎮国際陶磁博覧会に出品
2005年(平成 17年)
パリメゾン&オブジェに出品
2009年(平成 21年)
地域団体商標「九谷焼」取得
2016年(平成 28年)
360年色絵の真髄・九谷焼展開催
2018年(平成 30年)
第2回日本工芸展in中国「九谷焼2018」開催

ORGANIZATION組織概要

  • 名称

    石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会

  • 設立

    昭和36年(1961年)6月19日

  • 所在地

    能美市泉台町南13番地 石川県九谷会館

  • TEL

    0761-57-0125

  • FAX

    0761-57-0320

  • 役員名簿

    PDFはこちら

  • 協力機関

    九谷焼技術保存会
    石川県陶芸協会
    公益財団法人 九谷焼振興協会
    九谷焼伝統工芸士会

  • 役員構成

    理事長 1名 / 副理事長 8名 / 会計理事 1名
    理事 21名 / 監事 6名
    顧問 2名 / 相談役 3名

CONPOSITION組織構成

九谷焼技術保存会

石川県が誇る伝統工芸品の代表である九谷焼について、その技術保存と発展向上を図るため、昭和51年に石川県指定無形文化財保持団体として認定されました。
役員名簿PDFはこちら

石川県陶芸協会

石川県で作陶活動をしている陶芸家で構成された団体です。現代の生活空間における創造性を持った陶芸を目指し、公募展等で活躍する陶芸家が所属しています。
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九谷焼伝統工芸士会

私たち九谷焼伝統工芸士会は、伝統の精神を大切に作り手から使い手に心を伝え、技術の研鑽に励み伝統の技をたやすことのないよう後世に伝えることを目的とした団体です。
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九谷焼振興協会

九谷焼の振興を通じ、地域経済の基盤強化と地域住民の福祉の増進に寄与することを目的とします。
名称
公益財団法人 九谷焼振興協会
設立
平成25年7月1日
所在地
能美市泉台町南13番地 石川県九谷会館
TEL
0761-57-0125
FAX
0761-57-0320
公益目的事業
展示会出展 / 新商品開発
奨学金
卒業記念品
役員名簿
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財務諸表

2020年度

2021年度

2022年度

九谷焼の振興・普及・保護事業に対して助成する事業の公募

【展示会出展について】
事業内容 / 九谷焼の需要を掘り起こすイベントに参加するグループに対して、一部を助成する。
選考方法 / 理事会に諮り、選考基準および年間予算額に基づき助成先及び助成金額を決定する。
【新商品開発について】
事業内容 / 消費者が手をのばしてくれる新しいモノづくりを行うグループに対して、一部を助成する。
選考方法 / 理事会に諮り、選考基準および年間予算額に基づき助成先及び助成金額を決定する。
*上記事業に対して、助成を申請するグループは、事業計画書並びに予算書を令和6年3月31日までに、
公益財団法人九谷焼振興協会事務局に提出して下さい。
九谷茶碗まつり
能美市、九谷陶芸村にて、毎年5月に「九谷茶碗まつり」を盛大に開催。掘り出し品などを求め数十万人の愛好客で賑わい、全国有数のやきもの市として知られています。詳しく見る